未来研通信

第5回2014.4.09

TAKENAKA

副都心エリアこぼれ話

みなさん、こんばんは。プログラマの竹中です。
湾岸マキシ5が発売されました。みなさんもうトライされましたか?
ここを見てくれるような熱心なファンの方々からは「あたりまえだろ!」と言われそうでもありますが、
それならホントありがたいお話です(礼)

さて、前回竹中が掲載した「未来研通信」(湾岸マキシ4の)から引き続き、
マキシ5の新要素のひとつ、「新コース・副都心エリア」のこぼれ話を続けたいと思います。
今日の話は「コースや経路をどうやって決めたのか?」

副都心エリアの追加が決定したのは、みなさんからの要望や、適切な世界観など、
いろいろを鑑みてのこと。
ちなみに、本社の近所なので取材は楽でしたが、これは決定の理由には入っていません(笑)

一旦決定すれば、あとは実際の走行経路決定と実走取材が、ほぼ平行して行われますが、
実は、原案の走行経路は、今のとはずいぶん違っているのです。

「同じ都心エリアでも、従来のC1&新環状とは別に分けよう」というのは
結構早い段階から決まってました。
これは、従来コースと接続する/しないとで、どちらがゲーム内容にメリットがあるか? を
考慮してのことでした。

対して走行経路に関しては、前田プロデューサから出てきた原案からはだいぶ変わっています。
今のように、一部区間にC1を含んでいるものではなく、
「C1に達する手前で、一旦、下道に降りて折り返す」という案で、
(そう、「福岡都市高速」折り返し地点の、あの感じです。)
また、山手トンネル区間より西側にも経路が伸びていました。

(今は「輪っかが2つ重なってる」ような全体レイアウト図ですが、
 原案では「木の幹から枝が生えている」ような形になってました)

けど会議の結果「折り返すくらいなら、いっそC1とつなげよう!」という話にまとまり、
従来エリアとは分けるものの、一部はC1と重複させることを決定しました。

また、同時進行していた取材の結果、
「山手トンネルより西側って、刺激が少なさそうだよ(苦笑)」という話を持ち帰り、
「西側区間は省略!」することになりました。
(もしも将来、その西側区間を入れることがあるとするなら、
その時はレイアウトに結構アレンジを加えるでしょうね。)

逆に、5号線の北側は、実は最初は採用する予定ではなかったのです。
けど、「一部区間を下道にしてしまう」という発想転換の結果、
「ここを入れたほうが、より楽しくなりそう」という裏付けが取れたので、
一転して採用が決まりました。
エリア図を一見すると、「盲腸」のように見えるかもしれませんが、
実はこういった裏付けのもと、採用に踏み切っています。

こんな感じで、いろいろな意図があって、
今の走行経路が決まっています。

その後は、そのコンセプトを活かすように、レイアウトの実制作に入るわけですが、
こちらの話は、後日の機会にお話しようかと思います。

ではまたお会いしましょう~