未来研通信

第44回2015.01.21

TAKENAKA

コースレイアウトの作り方

みなさん、こんばんは、プログラマの竹中です。
少し古い話になりますが、冬休みは皆さん楽しく過ごされましたか?
竹中は、久しぶりに関西に帰省したら、京都の方が見たこともないような大雪になっていてビックリしました。

さて今日は、いつぞやに書いた、「副都心エリア」制作話の続きで、
「どうやってコースレイアウトを作っているか」の話を書こうと思います。

コースレイアウトの作り方は、湾岸マキシシリーズが続く中で、
実は何度か変わっています。
湾岸マキシ1、2の頃は、ビジュアルツール主導でコースレイアウトが作られていましたが、
湾岸マキシ3、DX、DX+と、4の一部コースは、プログラマ主導で、また別の方法で作られていました。
で、今回湾岸マキシ5の副都心はというと、これまた”先祖がえり”して、
再度ビジュアルツール主導で制作されています。

レイアウトの方針や取材内容が整った後、
まずはビジュアルのHさんに基本データを作ってもらいます。
基本データは、実在の地形などがベースになっているのですが、
そこを試走して、
「ここはこうした方が楽しい」「ここは要らないからカット!」「これをアレンジで追加!」
みたいな注文をどんどんつけて、再度データに反映してもらいます。
指示を出す時は、実走画面はもちろん、地図を広げたり、地図を描いたりして見せながら行います。
これを何度もくり返して、レイアウトを決定するわけですが、
竹中が結構面倒くさい指示をするので、Hさんはさぞかし大変だろうなとは思います(苦笑)

副都心エリアで面倒だったのは、ジャンクション付近のレイアウトですね。
適切なアレンジはもちろん必要で、特に、新宿付近のジャンクションは道幅が狭かったりするので
ここは妥協点を探るのに、結構Hさんに手間をかけてもらった部分です。

大橋ジャンクションの、巨大ループ部分は、作ってて楽しかったですね。
どのコースでも、こういう特徴的な部分があると制作はだいぶ楽になります。

ところで、制作方法が、なぜ”先祖がえり”したのかというと、
作業分担とか、ビジュアル的な見せ所が反映しやすいなどの複数の理由で、
こちらのほうが方針を製品に反映しやすいと判断して、今はそうしています。
以前の方法が悪かったというより、
コースレイアウト制作は色々な要因があるため模範解答が1つではないため、
日々改良をもくろんでいる、といった感じです。

またレイアウトだけでなく、副都心エリアは背景もバラエティに富んでいるので、
ビジュアルさん達が工夫をこらした景観も、時々わき見(?)して楽しんでもらえればと思います。

ではまたお会いしましょうー。