はじめまして
また無印湾岸、湾岸R、マキシ1の頃を知ってる方々へ
おひさしぶりでございます。
湾岸初代プロデューサーのコヤマンでございます。
そういえば、バンダイナムコゲームスになってからは初めてのごあいさつでございます。
前田Pに「湾岸10周年記念のコメントちょうだい。」といわれたものの何を述べていいのやらといいますのも10年ですよー
マキシの川崎ロケテで除夜の鐘を聞いて年越ししてた頃、
「ばぶーっ」て0歳だった娘も11歳になっちゃいました。
あれから、アイマス作ったり、戦場の絆作ったり、バンダイと統合して
アンパンマン、釣りスピ、クマトモ、ドリスピ、10年間色々作ってまいりました。
ゲーム作りって楽しいです。わくわくします。
湾岸最初に作り始めた頃、首都高をそれこそグルグル回りました。
深夜に横浜未来研究所をコバヤン達と出発して、グルグル回ります。
もちろん取材と称してでございます。
最新BNG製シール機「PLATINUM BALANCE」で撮影。
徹夜でお仕事もよくしてましたっけ。
なんか時代を感じさせますね。
今は、徹夜とかダメですからね。
社員の健康第一です。
社会も変わりましたね。
今ならブラック企業な感じです。
そういえば、湾岸マキシでは、背景モデルを刷新したのでした。
といいいますのも、車載ビデオで取材した景色を画面で見ても、実際に走って感じた首都高の雰囲気と全然違うんです。
どうしてだろう?
ということになりまして、あれこれ調査していくと、人間の脳が知覚したり認知したりするときに起こる仕組みのせいだということがわかりました。
みなさんも経験ないですか?
足柄サービスエリアで、綺麗な富士山に感動してスマホでぱしゃり!
写真にしてみると、、、なんか物足りない。
そうなんです。
人間の脳は、印象あるものを勝手に拡大したり逆に印象の薄いものをぼかしたりして、自分に都合よい印象で合成して認知するようです。
なので、都心環状線外回り芝公園付近を実際に走ると「あっ!東京タワーが綺麗だなぁ、でっかいなぁ」って印象ですけど
車載カメラだと、別物のようにちっちゃい東京タワーがちらりとあるだけ、、、
これは、困った!
ということで、こうなったら、脳の印象で全ての景色を再現してやろう!ということになりまして、
当時デザイン担当だった前田Pは、こばやんの運転するハイエースの後部座席で「観たまま感じたままを切り取る!」ってことで
クルマ酔いと戦いながら一晩中スケッチブックに絵を描きまくってました。
当時のモニター4:3のブラウン管に印象通りの首都高速を誕生させたのでした。
そんな苦労も10年前でございます。
いまでは、ドームスクリーンやヘッドマウントディスプレーも発達してきているので、
そんな苦労しなくても、ありのままをモデル化すれば実際に感じるようになりました。
湾岸も10年の間に、世の中のテクノロジーを取り入れて進化してきました。
さらにあと10年後の湾岸はどうなってるんでしょうね!
みなさんも想像してみてくださいね。
コヤマンも楽しみでございます。
ではまたいつか会いましょう。ふふふ