圧倒的なパフォーマンスを誇るR33型GT-Rの心臓「RB26DETT」を搭載し、数々の専用チューンが施されたハイクラスツーリングワゴン。
その性能に相応しい強烈な存在感を放つ、まさに「トップ オブ ザ ツーリングワゴン」と呼ぶにふさわしいスペシャルモデルです。
Y33グロリア、走りのグランツーリスモ系の特徴である丸型4灯ヘッドライトは、より精悍で強い印象にしたてられ、エンジンは旗艦グレードに相応しい3リッターV型6気筒DOHCターボエンジンを搭載するビッグセダン。
バックミラーごしに見える力強い丸目4灯ヘッドライトは、独特の威圧感を相手に与え、狙った獲物を追い詰める。
スカイラインシリーズの6代目として発表されたR30型スカイライン。マイナーチェンジを経た後期型であるRSは、国内初ターボ付4バルブDOHCエンジン搭載車として話題になり、更にインタークーラー搭載モデルであるRS-X/Cは「ターボC」と呼ばれ、当時のハイパワーマシンの頂点を極めた。グリルレスが特徴的なフロントマスクから「鉄仮面」の愛称で知られている。
見る者を圧倒する存在感をもつ大型高級セダン。FRレイアウト意識させるロングノーズ・ショートデッキのスタイルを美しい曲面で表現している。3.7リッターV型6気筒のパワフルなエンジンを搭載し、足回りにはスポーツサスペンション、アルミキャリパー対向ピストンブレーキなど走りの装備も充実しており、並のスポーツカーを凌駕するほどの高いパフォーマンスを発揮する。
近年の日本車では珍しくなった大排気量2ドアFRクーペ。同世代のZ34フェレディZと同じドライブトレインを持つが、その性格はスポーツよりもグランドツーリングに振られている。Z34に比べて300ミリ近く長いホイールベースは湾岸線などストレート主体のコースでの超高速走行時に安定した直進性に寄与する。
近年の車のモデルチェンジではボディが大型化することが多い中、フルモデルチェンジでホイールベースは短く、しかしエンジンは排気量アップして、運動性能の向上に主眼を置かれて開発されたフェアレディZ。2シーターならではのコンパクトなキャビンを持つボディ形状は最高速の伸びもよく、FRらしい素直なハンドリングも相まって中~高速主体のコースで威力を発揮するだろう。
3.5リッターの大排気量車ながら長さの短いV6エンジンを積むことによりFR車としての素直なハンドリングを実現している。また地を這うようなフォルムは超高速度域での安定感を生む。
R32GT-Rと同世代ながら走りよりもスペシャリティーカー的なキャラクターのマシン。しかし空力に優れた流線型のボディと3リッターツインターボのパワーは潜在的なポテンシャルを感じさせる。チューニング次第では最新のFR車を食う実力のある1台だ。
フェアレディZの中で初めてV6エンジンを搭載したモデル。スペシャリティーカーの性格の強い車種ではあるが、短いエンジン長からくるバランスの良さと5ナンバー枠に収まるコンパクトなボディは予想以上のポテンシャルを発揮することも。ややエンジンの機構に古さがあるのでパワー競争よりも軽量なボディを生かしたコーナリング勝負に持ち込むとよいかもしれない。
伝統のL型直列6気筒エンジンを搭載するオーソドックスなFRレイアウト車両。現代のハイパワー車の中では非力な感が否めないがその分軽量な車重とナローなトレッドでストレートは矢のように突き進む。サファリラリーなどでの優勝経験もあるスポーツカーだ。
近年では数少ない4気筒のクーペタイプのFRマシン。排気量が少ない分ピークパワーでの勝負では若干不利かもしれない。が、今回登場するFR車の中では最軽量な部類に入り、軽さを生かしたドライビングにより他の重量級FR車を追い回す走りが可能。
シルビア系と共通のシャシーを持つハッチバックモデル。クーペボディに比べるとリアのウィンドウ面積が大きく、重量バランスはややリヤ寄りか。近年では珍しくなったリトラクタブルヘッドライトを採用するなど空力面での違いもあり、同系列のシャシーではあるが性格の違いが感じ取れるかもしれない。10年近く販売された人気のロングランモデルだ。
発売から40年近い年月の経った今なお高い人気を誇る初代スカイラインGT-R。発売当時のレースシーンでは数々の勝利を獲得し、その後のスカイラインGT-Rの不動の地位を確立したとも言える1台。エンジンは伝統の直列6気筒エンジンを搭載し、電子デバイスのほとんど無いシンプルな構造の軽量ボディとオーソドックスなFRレイアウトの車両は素直な操縦性を見せる。
4WD車でありながらFR的な性格を持つ。近代GT-Rの中で設計は一番古いが、最も軽い車体を持つため低速域からの加速に優れコーナーリングスピードも高い。ホイールベースが短いので超高速域では多少ナーバスな一面も。
4WD車でありながらFR的な性格を持つ。近代GT-Rの中で最も長いホイールベースを持つため超高速域での安定感はバツグン。その反面コーナーリングでのダルさが少し顔を出すことも。その直進安定性はル・マン24h耐久レースでの実績からも証明される。
4WD車でありながらFR的な性格を持つ。近代GT-Rの中で最も空力に優れるボディを持つため最高速域は伸びる。また、剛性のあるボディは安定したコーナーリングが可能。その反面重量があるためブレーキと加速は若干にぶいがトータルでのパフォーマンスは高い。
日産自動車のフラッグシップとなるべく開発されたスポーツカー。1台1台手組されたエンジンやトランスミッションをリアデファレンシャルと一体化するトランスアクスルレイアウトなど、ひと昔前ならレーシングカーでしか採用されていなかった手法で製作され、どっしりとした安定感のあるボディと電子制御でコントロールされた4WDシステムと相まってオールラウンドに走ることのできる車に仕上がっている。