第18回
2017.04.19

TAKENAKA
広島高速制作話
みなさん、こんばんは。プログラマの竹中です。
他のメンバーも触れていますが、4月の新生活、新しい境遇・学校・クラスなどには慣れましたか?
私事ながら、会社での竹中の環境も少しだけ変わり、心機一転で湾岸マキシ制作頑張ろう!といった感じです。
今日は恒例の(?)コース話、湾岸マキシ5DX+ で追加の「広島高速」の話をしたいと思います。
実は竹中、今回の取材が初の広島訪問で、それまで行ったことがありませんでした。
個人的にはお好み焼きと路面電車を楽しみにしてたのですが、コース制作の観点では「どの区間を採用するか?」で結構悩みながらの取材になりました。
取材自体は、実は結構広範囲で行われてて、高速3号線の全域、広島呉道路、高速1号線と、採用された区間外も含めてかなりの範囲を何度も往復しました。
非常に悩んだのが、基本的に広島高速は十字の形になっていて、正攻法で考えると「同じ区間を行って帰ってくる」パターンになってしまうこと。必ずしも悪いことでもないのですが、ともすれば単調になりがちです。
そういう事も考慮しながら「どの区間が良さそうか?」と、手探りするような感じで取材し、ビジュアル取材も兼ねて、一般道も含めた建物や景観なども全部網羅してきました。(山の中腹に見える結婚式場までも足を伸ばしました。道に迷って遠かった!)
取材を通じ、「このエリアは採用したい」という区間は概ね心に決まったのですが、問題はやはり、「行って帰って来る」という経路になってしまうこと。
竹中、もう発想を変えました。
「違う出口を下道でつないでしまえ!」
それでも飽き足らず
「オリジナルの出入り口作ったれ!」
下道については、南側の3号線・海田大橋と、広島呉道路の坂北インターを、ググッと曲げて短い下道でつなぎ、出入り口については、北エリアを、2号線矢賀出口から降りて、温品と間所の間に作った「オリジナル入口」に接続する形に修正。
これでだいぶバランスは良くなったと思いますが、それでもまだ、3号線の往復区間(大きなループを回って戻ってくる所ですね)がまだ物足りない。
「・・・復路にシケイン作ったれ!」
それが、マツダ宇品東工場付近にある、300 km/h の高速シケインなわけです。
シケインといえばあと1つ、海田大橋の高速S字を抜けた後のクランクですが、あれは本当は反対車線側に実在するもので、それをアレンジで持ってきました。
かくして、改装新築した「広島コース」の概形ができあがり、あとはコーナーの曲率や深さを詰めて行って、今の形になったわけです。
ところで試作段階では「3号線(海側の道路ですね)の無いバージョン」も試してみました。けどこれはすぐボツになりました。
すっげえ単調! 折角ビジュアルのHさんに作ってもらったのに残念ですが、逆にこれを試したので、迷いなく今の形を採用することができました。
例によって竹中、追加の広島コースをタイムアタックして楽しむわけですが、ホント、1/100秒が詰めれないですね!
けどタイムアタックランキングの上位タイムは、竹中より何秒も速い・・・みなさまさすがです(脱帽)
ではまたお会いしましょう!