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未来研通信

第34回

2019.03.06

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KANAI

Z-Shock

車両担当のKANAIです。

今回は湾岸ミッドナイトのキャラカーのフェアレディZ(S30)についてです。

市販車のフェアレディZ(S30)は、北米用での日産(当時のブランドはDATSUNでしたね)のフラグシップとなる車種として開発されました。
コンパクトな車体、四輪独立懸架、扱いやすいエンジン特性、高い信頼性、など売れる要素は多分にありました。
ライバルとされていた、ポルシェ911、ジャガー等より安価でシンプルな構造がうけて大ヒットになりました。

日本でも、比較的安価で一番安いベースグレードは84万円でした。
当時のライバル車は、トヨタ2000GTは238万円、セリカ1600GTは87.5万円、サバンナクーペGTは79.5万円、ギャランGTO MRは112.5万円、ベレット1600GTRは111万円だったので、2000cc6気筒エンジン搭載車と考えると安かったですね。

日産も価格に重点を置いていたかもしれませんね。
先代のフェアレディ(SR型)もなるべく在来車からの共通部品を使って安価にしていました。
S30型も分かりやすいところだと、L型エンジンに現れています。
このエンジンはもともと大量生産向けの設計の為、決してスポーツカー向きではなく、扱いやすくて頑丈で低回転で力が出るタイプでした。
後々この頑丈さがチューンのし易さに繋がるのですが。
エンジンだとS20搭載(スカイライン2000GT-Rと同じ)の432がありましたが、182万円と高価で、高回転・高出力型でメンテナンスが大変で気難しい性格だったので、あまり売れませんでしたね。

原作「湾岸ミッドナイト」の悪魔のZですが、かなりチューンされてますよね。
エンジンはL28に換装してさらに3.1リッターに排気量アップ、ツインターボ搭載、足回りもかなり変えられています。
外見はスタイリッシュなS30ですが、最大800馬力のモンスターマシン・・・
もし、実車が目の前にあっても、とても乗りこなす事は出来そうにもないですね。