第52回
2025.04.30
MUNEKATA
むねかたです。早速ですが大きなニュースが飛び込んでまいりました。
「前輪駆動車がドリフトの大会で優勝しました!」
...ええーっとこれはいったいどういうことでしょう。昔あんなことを言っていた手前、詳細が気になります。ことの真相を解明するため、我々取材班はアマゾンの奥地...ではなくネットの海の奥底に潜っていきました。
そこで我々取材班が目にしたものとは?! ...前輪駆動の軽自動車の集団がゆるゆると華麗に後輪を流してコーナーを駆け抜けてゆく映像ではありませんか!! これはいったい...
映像をさらに視聴し続けると、車両の詳細を説明していました。なんでも後輪にタイヤの上から輪切りにした塩ビパイプをかぶせているんだとか。ははぁ、なるほどそういうことですか。
後輪の接地部分をゴムから塩ビパイプに変えることで後輪のグリップ力がほとんどなくなり、それによって車体後部が遠心力によってたやすく外側に持っていかれるわけです。あとは舵角とアクセルコントロールでドリフトアングルをコントロールしてコーナーを抜ける、と。いやぁ考えましたね。
だけれどもこれ、あっさり書きましたがコントロールはとんでもなく難しいですよ。進入速度がちょっとでも速いとあっさりスピンするし、カウンターを当てる角度がちょっとでも大きくなると途端にお釣りをもらいます。そんな状態の車がチームを組んでみんなきれいにドリフトで抜けていくんですから、優勝に値する偉業でしょう。
それではまた次回お会いしましょう。ではー