第60回
2025/07/09
MUNEKATA
むねかたです。
先日は、話題の映画を観てきました。「F1™/エフワン」...弱小チームから三十数年ぶりに最高峰レースに復帰する主人公と、彼を取り巻く仲間の活躍を描いたお話です。
主人公や所属チームは架空のものですが、実際の、2シーズンほど前のレースシーンで戦っている話なのです。なので実際のレースは当時中継で観ていて知っているはずなのですが、映画の映像を見ると、「あれ、あんなの走っていたっけ?」とか「ここではこのチームはこの順位だけど実際はどのチームだったっけ」とか、設定と映像処理のうまさもあってか不自然さがなく、結果いろいろ記憶があやふやになってくるんですよね。まぁ当時の結果を調べれば済む話なんですが。ちなみにスタート前の国歌斉唱のシーンは、実際のレース前の映像で、並んでいるレーサーの端に役者がまぎれて撮影したとか。
さて、実際に行なわれていた行事や、すでに出来上がっている物語に別の登場人物が関与していく作品、というのはこれまでも多々ありますが、「湾岸マキシ」シリーズのストーリーモードもその中の一つですね。「湾岸ミッドナイト」としてしっかり完成された物語にプレーヤーがどのように関与していくか、は大変難しいテーマでした。積極的に絡んでいくとお話がだいぶ変わって世界観が失われてしまいますし、かといってプレーヤーを無視して勝手に話が進んでしまってもゲームに入り込めなくなってしまいます。この辺りのバランス取りは相当苦労していたようです。
そんな感じで作成されたストーリーモード、親愛なる読者の皆様の中にもかなりのやりこみで内容はすでに頭に入っている方もいることかと思いますが、元の作品にも触れてみて、「ここが変わってる」とか「こういった視点で書かれていたのか」等と比べてみるのもよいのではないでしょうか。
あ、映画の感想として、「いやー弱小チームが最後尾から表彰台なんて、そんなにうまくいくわけないやろ」と思っていたのですが、この前のレースで「実質最後尾から表彰台!、しかも239戦目にして初の表彰台!!、チームに至っては2012年以来!!!」なんてのが起こってしまったので、事実は小説より奇なりとはよく言ったもんだと思った次第。
観に行った映画館のすぐそばには弊社施設もあるのでそちらもぜひ(宣伝)
それではまた次回お会いしましょう。ではー