第68回
2025.09.17
FUJITA
皆さんこんにちはFUJITAですw
まずは直近のイベント紹介から!
「全国1位争奪戦 第28回 C1エリア」いよいよ明日、9/18から!
湾岸マキシ タイムアタック認定会 IN 京都(第1回)
9月28日(日)開催決定!
そして!今回は前回の宿題の答え合わせをしたいと思います!
さて、その宿題は何だったかというと、
$$x^{3} + y^{3} = z^{3}$$
を満たす自然数x、y、zの組を見つけてください、というものでした。
【解答】
正解は…
存在しない!
でした!っと、肩透かしでしたか!?(汗)
ちなみに「指数が3」に限らず「3以上」の場合で条件を満たす自然数x、y、zの組は存在しない、となります。
$$x^{n} + y^{n} = z^{n} \quad (n \geq 3)$$
をみたす自然数x,y,zの組合わせは存在しない!
【解説】
実はこれ、
フェルマーの最終定理
といいまして、約350年間いわゆる「数学の未解決問題」として多くの数学者を悩ませて来た超難問なのです。正確には、
$$x^{n} + y^{n} = z^{n} \quad (n \geq 3)$$
をみたす自然数x,y,zは存在しないことを証明せよ。
という問題になります。
あっ、ここでは証明はしません、というか難しすぎてできませんw
実際には、1994年イギリス人の「アンドリューワイルズ」という人が証明に成功しています。
「フェルマーの最終定理」は、中学生でも分かる「三平方の定理(ピタゴラスの定理)」と大差ない数式なのに、350年以上もの間、誰も証明できなかったという、「羊の皮をかぶった狼」なところがワイルズをはじめたくさんの数学者たちを誘惑し、そしてその挑戦をことごとく弾き返してきた難問だったのです!
実はその証明のカギとなったのが、「谷山・志村予想」という理論で、最終段階では「谷山・志村予想が正しければフェルマーの最終定理は証明できる!」→「谷山志村予想を証明する問題」にシフトチェンジしておりました。
もちろん「谷山さんと志村さん」は「日本人」です!なんとなく「数学の偉人さん」て欧米人ばっかりのイメージがありますが、350年もの間未解決だった数学の超難問を解くカギを握っていたのが日本人だったというのはちょっと意外ですけど誇らしいですよね!
※この話は、書籍とかよくまとまった動画があるので興味ある人は探してみよう!数学の知識は無くても大丈夫!人類が困難に立ち向かって克服していく熱いドラマです!
さてこのように数学に限らず、社会的なものも含め世界には「未解決の難問」はたくさんあります。
その解決のカギを握っているのはキミかもしれないぞ!
それではまたー!