コスモスポーツ(L10B)
発売当時は世界初であった2ローター形式のロータリーエンジンを搭載したスポーツクーペ。マツダのロータリーエンジン搭載車の元祖であり、2000GTと同様に日本を代表する名車である。1トンを切る軽量な車重と、コンパクトで低重心な構造の車体は優れた運動性能を発揮する。
サバンナRX-7(SA22C)
初代RX-7。その中でも初めてターボが搭載され、それまでのロータリースポーツカーに比べてよりパワフルな走りが可能になった後期モデル。もともとターボはロータリーエンジンと相性が良いとされており、シンプルなシャシーと軽量コンパクトなボディと相まって大排気量スポーツカーを追い回す走りが可能となっている。
RX-8(SE3P)
観音開きの4ドアボディというユニークなボディ構造ながら、RX-7譲りの前後の重量バランスに素性のよいFRレイアウトを持つマシン、バランスの良さは運転すると車重より軽い印象を受ける。新世代のロータリーエンジンはよりいっそうの滑らかな吹け上がりを体感することができる。
RX-7(FD3S)
素性のよいFRレイアウトに加え、前後の重量バランスや空力にも考慮したボディを持つ。低速時から高速時までクイックによく曲がるコーナーリングマシン。しかし、ロータリーエンジン特有のトルクの細さから加速時に多少もたつきを感じる場面も。
サバンナRX-7(FC3S)
素性のよいFRレイアウト。FD3Sに比べると設計の古さは否めないがシンプルな構造の足回りから来る素直な車体の動きは初心者にも分かりやすい。ロータリーエンジン特有のトルクの細さはFC3Sでも同様。
ユーノスコスモ(JCESE)
かつてレーシングマシンにしか使われていなかった3ローターエンジンを積んだラグジュアリークーペ。あまり走りに振った性格ではないが、滑らかな吹け上がりの3ローターエンジンは高速域での伸びを期待させる。その大柄なボディも最高速領域で効果を発揮することだろう。しかしその重い車重はコーナーではもたつく場面も。
マツダスピード
アテンザ(GG3P)
アテンザのシャシーに4WDシステムとターボエンジンを組み合わせたスポーツ4ドアセダン。もともと素性のよいシャシーなので、パワーが上がってもその性格は変わらない。多少重量が重めなところはあるが、トルクフルなエンジンはそれを感じさせずぐいぐいと加速してゆく。
ロードスター(NCEC)
世界一生産台数の多い2人乗りオープンカーとしてギネスブックにも載った、世界中で愛されているライトウェイトスポーツカーの代名詞とも言える1台。テクニカルなレイアウトのコースでは軽い車重とコンパクトな寸法を生かして他車を追いかけ回す走りができるだろう。