レガシィB4(BM9)
スポーツセダンの代名詞と言える一台。このクラスの車両でありながらマニュアルミッションのラインナップも豊富なことからもスポーツ性が重視されていることが伺える。フルモデルチェンジで多少大型化したものの、+500ccの排気量でトルクが上がったエンジンはぐいぐいとそのボディを引っ張る。ドライブトレインはスバル伝統の低重心シンメトリーレイアウトでその走りは健在。
インプレッサWRX
STI(GRB)
これまでの4ドアセダン形状から5ドアハッチバック形状にボディをチェンジしたインプレッサWRX STI。リアサスペンション形状がダブルウィッシュボーンになり、より安定したコーナーリングが可能になった。低重心なエンジンやシンメトリーレイアウトはこれまでの形式を踏襲し、信頼性も高い。4WDゆえに最高速は伸びにくいが、どんなステージでもオールマイティに走ることができる1台だ。
インプレッサWRX
STI (GDB-F)
大きく分けて3種類存在するGDB型インプレッサの後期型モデル。基本的なシャシー性能はGDB-Cと同様だが、フロント部の形状変更による空力的なアップデートが行われており、素性の良い低重心なシャシーやDCCDと相まって速さのある4WDに仕上がっている。ただしラリーベースマシンなだけに最高速は伸びにくい。ランサーエボリューションIX MRは同世代で好敵手的な存在。
インプレッサWRX
STi (GDB-C)
大きく分けて3種類存在するGDB型インプレッサの中期型モデル。水平対向エンジンを低い位置に搭載し、駆動系にはDCCDが搭載されたマシンレイアウトの素性の良さと相まってよく曲がる4WDに仕上がっている。しかしラリーベースマシンなだけに最高速は伸びにくい。ランサーエボリューションVIII MRは同世代で好敵手的な存在。
インプレッサWRX
STi VersionVI(GC8)
かつてのグループAのホモロゲーションモデル。モータースポーツのベース車としての素性の良さは初級者から上級者まで満足のいくものになっている。GDB系に比べるとトルクが多少落ちるがその分軽量なボディを生かした加速感、コーナーリングを体感できる。やはりラリーベースマシンなだけに最高速は伸びにくい。
アルシオーネSVX(CXD)
流麗なスタイルから今でも根強いファンの多い、当時のフラッグシップモデル。高速ロングドライブでも疲れない安定した操作性を持つスペシャリティーカーだが、GDB型インプレッサに搭載されているDCCDの元となるデバイスを搭載するなど走りのマシンでもある。車重からくるコーナーリングのクセは多少あるが、安定した操作性から最高速の伸び、安定性は1,2を争う。
レガシィB4(BL5)
インプレッサと同形式のドライブトレインを持ちながらサルーン的な性格を与えられたマシン。おとなしい外見ながらひとたびアクセルを踏み込めばインプレッサと同様の戦闘力を発揮する。チューニング次第で他の4WD勢を食える実力の持ち主だ。